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秋のブタクサというやつ?この忌々しいアレルゲンによってここ数日想像を絶するほど苦しめられているのです。小生の洟水は滝のごとく、くしゃみは天空を突く昇竜のごとく、ひたすらアンスタッパボー。やった、本日は幸い雨降りだから花粉の飛散量も幾分落ち着くんだろうな、良かった良かった、なんて油断して一歩外に足を踏み出したら最後、いつも以上にすんげえの、しかも異様にさみーしさ、もうどうなってのよって憎しみの矛先が定まらぬまま目の前で絶妙な湯気を上げるロイホの看板のハンバーグにこの鼻をずぼっと埋めたい、その肉片を手につかんでこの始終むず痒い両眼にこすりつけたい妄想にかられる。すると雨で濡れたてゅるてゅるの赤タイルに足をとられて腰元がぐらっとなって、背中からぐきっと音がした気がして、身体がくの字に折れた。ココロも折れた。

 

昨日、妻のツイッターで我々の住居から徒歩5分くらいの場所で非常に高い放射線量が確認されている場所があることを知る。それは驚くことにとある住宅の「壁」から検出されているらしく、しかも3μSvというここらじゃ考えられないほど高い数値なのだった。近隣の親御さんが情報提供してくれているツイッターでその場所が特定できたので、居てもたってもいられず、すぐに現場検証に向かった。

 

検討を付けていた場所はやはりビンゴだったようで、現場に着くとそこには作業着の人間数人とネクタイを絞めた役所系一人が問題の住居のまわりでちょうど作業をしている。明らかにことを荒げないよう、ひっそりと業務を遂行している様子である。いや、出来る限り目立たないようにコソコソしている、という方が近いか。家の外観からして古い木造の建物だが、まさかここからそんな高濃度の放射線が出ているなど夢にも思わない。

 

ぐるりと周りを流したあと、そのネクタイさんに話しかけて状況を聞いてみる。近隣住民から申し出を受け、本日区長の命令で調査しに来たとのこと。詳しいことは分からない、まだ実際の数値も計測していないし、ボクの口からはそれ以上のことは言えません、といった意味の陳述を受け、なるほどなるほど、では後日インターネットかなんかでこの結果を報告してくださるのか?といった内容の質問をすると否まだボクの口からは何も言えないと仰る。

 

隣のヘルメット&作業着のおじさんはへらへら顔をぶら下げて、まあここだけなんで少し離れれば大丈夫ですよ全く問題ない、などと油断をぶっこいている始末。はあ、100メートル圏内に保育園と幼稚園がひとつづつ建っていてこの日も子どもたちは元気に園庭で走り回っていて、その裏道は通学路としても人通りはけっこうある。そんな場所から3μSvとは一体なにごとだ?と信じられない気持ちだが、揺るがない現実が目の前にしっかりと存在していた。

 

一日も早くこの対応を世田谷区に望みたい。