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イスラエルに加担する米外資のコーヒーチェーンで、冷えたコーヒーを啜りながら久々のブログを書いてみる。選挙のことだ。

 

将来が決定的に変わってしまう可能性がある選挙が四日後の日曜に控えている。きっとまた投票率は振るわず、巨大政党が組織票にものを言わせて過半数を握ってしまうだろう空虚な青写真は見えかけている。悲しいかな。しかしなぜこうなるのか?毎度自分がいかなるマイノリティかを思い知らされる選挙、でもボクは投票する。

 

若者よ、まあ若者を問わずだけど、投票に行かない人はなぜ投票に行かないのか?投票率が60%ないとなると10人に4人は行っていない。都内でみると45%あたりらしいので半分強は投票に行かない。どうしてなのか?政治に何も期待していない、単純に興味がないだけ、理由はいくらでもあるだろう。でもそれでは組織票をがっつり握る巨大政党が得をするだけ。せっかくの投票権、地味でもひとりひとりが行使する必要に迫られている。

 

TPP、原発、改憲論、沖縄問題、消費税、外交、復興、あまたある問題が今大きな岐路に立ち、権力を集約しつつある巨大政党が意のままにしてしまう危険、これは本当に後戻りできないほどの威力を持った政策ばかりで、これらにこそ「今」、今回の参院選で異を唱えないと本当に手遅れになる。

 

今みんなが政治について語る必要がある。ネットのおかげで個人が力を持つ世の中になったのだから、手遅れになる前に。ムキになって権力に抵抗する姿勢は野暮ったい?自分がじゃぶじゃぶ浸かっている社会生活に波風立てたくない?自分ひとりが投票したところで何も変わらない?いやいや、今ひとりひとりが真実を知る目をしっかりと鍛えなければ、子供の未来は本当になくなることを知るべきなんだ。

 

福島は依然として地獄の果てに追いやられている。事後処理が遅々として進まない中、安倍さんは原発技術を輸出することに躍起になる。自分の国を放射能まみれにしたまま、他国にそれを売り歩く挙動は明らかに狂っている。でもその現実は、この狂った現実はいつの間にか「普通」のこととして受け入れられている。あの震災から、原発事故から一体なにを学んだと言うのか?時間が経てば人間はすぐに現状に慣れてしまう、忘れてしまう。大事なことがなかったことになる。福島は都合良く今の「現実」から隔絶された場所でも何でもなく、この小さな島国の一部だということ、外国から見たらフクシマもトウキョウもない、それは全部ニッポンだという自覚を改めて胸に刻む必要がある。

 

マスメディアの隠蔽体質。善良な国民はテレビや新聞の情報だけを頼りにしている人も少なくないだろう。しかし本当に知らされるべきことが、網の目に掬われたままになっていることも知る必要がある。政府の不都合は大概が国民の目に届かないようになっているから。

 

経済うんぬん言っている奴らをボクは絶対に信じない。それは面倒を人に押し付け、自分たちだけイイ思いをしたいという物質至上主義の権現だ。経団連とアメリカにしか良い顔をしない政府など誰が必要としているのか?誰のための自由貿易協定なのか?誰のための原発推進なのか?誰のための憲法改正なのか?

 

Our generation, the next generationの勇気と行動力を体現している二人、東京選挙区の山本太郎さん、全国比例区から立候補の三宅洋平さん。現状の打破、真実に立ち向かう姿勢と勇気。ボクは彼らを全力で支持する。今はまだ小さいこのウネリを、全力で国会まで押し上げることに手を差し伸べるときだ。二人が当選したところで、世の中に変化はないかも知れない。いや、ないだろう。でも同じ意思を抱いた後陣が成長し、現代的な価値観を持って、間違った政治にNOを突きつける土壌は必ず育つはずだ。本来、政治的な議論はもっともっと我々の身近にあるべきものだから。

 

みんな投票に行こう。何が正解かを自分の「目」で見極めよう。その「目」を持って、ボクらは100年後の未来まで想像しなければならない。今を生きる人間の一人として、その義務がある。